教員紹介

地域教養学科

大平 剛 教授Takeshi Ohira

大平 剛
専門
日本近代文学
担当科目
「日本の近現代文学」「写真論」「情報処理演習V」「図書館概論」「図書・図書館史」「情報サービス演習Ⅰ,Ⅱ」「情報資源組織演習Ⅰ,Ⅱ」「図書館情報技術論」「図書館基礎特論」 他

研究テーマ

研究

遠藤周作研究

担当教員からのメッセージ

「新しい読み方を求めて」

 高校2年まで僕はほとんど小説を読みませんでした。読むことが嫌いだったわけではありません。ただ、興味の持てる小説がなかったということです。たまに面白そうと思って買ってきても途中で投げ出してしまっていました。ついでに言いますと国語も苦手でした。先生の出す答えに納得出来ない、というわけでもないけれど、どうしてその答えしかないのかがわからなかったんです。
 そんな僕が小説を読み出し、また読み続けたのは周りの人たちの影響だったと思います。
 僕の周りには小説好きの人が多く、誰々の何を読んだ、それがどうだったという話題がよく出てきました。そうそうと相槌を打つ人もいれば、その解釈は違うんじゃない?と異を唱える人も出てきます。一つの共通した答えに向かってではなく、話を自由に広げた後でそれぞれ自分の世界に戻っていく。
 彼らと話をしながら僕の中で小説に対する態度が変わっていきました。小説に価値があるかが問題なのではなく、価値を引き出せるか、出せないかは読み方にかかっているんだと。最初のころは周りにあわせようと背伸びをしていたかもしれません。でも、自分がつまらないと思ったものが他の人たちの読みによって光があてられ自分の読み方の浅さに気づかされていったときの驚き。他の人が見つけられなかった面白い読み方を見つけ出していったときのその快感。それが楽しくて色々な小説を読んでいくようになっていったのだと思います。
 さて、こんな特殊な?思い出話を書くのも、文学や文化の学習がこのような対話を基本としているからです。さあ、文化の読み方を一緒に勉強してみませんか?

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