担当教員からのメッセージ

「十勝に看護の大学を！」

大地は広い。空は高い。日照時間はダントツ長い。冬は明るい。スイーツがおいしい。空気がおいしい。水がおいしい。街並みがきれい。温泉がいっぱい。自然の景観はとびきり美しい。食料自給率は全国1。フレンドリーな人が多い。面白い人に出会える。牛がいっぱい、畑がいっぱい、いのちがいっぱい。十勝はなんてよいところでしょう！こんな良いところに看護大学がほしいね！
十勝には、万年人材不足のなかで保健医療福祉を護ってきた医療従事者が地域の人々と共に看護大学誘致を目指してきた歴史があります。この4月からその願いにつながる15人の教師陣が着任しました。そして今、地域の人々の健康と暮らしを、一緒に創る優れた看護職を育てたいという教師たちの願いが結集して、看護大学教育が動き始めています。
　本学看護学科は3年課程ですが、116単位まで履修できるモデルコースを準備しています。卒業後にさらに進学を目指す学生が残りの8単位を履修すると無理なく学士の資格が得られる道があります。
では、3年課程の短期大学として認可された大学教育ではどのような科目を学ぶのでしょうか。看護師資格を得るための専門科目のカリキュラムは専門学校と同じですが、他大学に編入するときに科目認定されやすいように基礎分野と専門基礎分野の科目を可能な限り2単位で組み立てているのが特徴の一つです。もう一つは、研究方法の科目です。研究業績のある多くの教員と学生がゼミ方式で学びます。この他に、本学では実習、学内演習、講義を繋ぐアクテイブラーニングの一環で、地元の住民と共にシミュレーション教育を推進しています。さらに基礎成人看護実習室は、学生2人に1台のベッドを配していますので、国の規定から見ると2倍練習できること、学生が無駄な動きを減らせる動線を徹底的に工夫したデザインになっていること。この2点は他の大学ではあまり見られない素晴らしい学習環境です。
　十勝にできた悲願の大学教育で看護の「共育」をと、並々ならない熱量と本気度をもって皆さんをお迎えします。