毎日の体重測定を習慣にする意味 (2)


栄養士課程佐々木です.

 

毎日の体重測定を習慣にする意味 (1) では,

 

1) 1年間などの単位をトレーニング期,試合期,オフ期などに分けてコンディショニング管理,体づくりをすることを「期分け」「ピリオダイゼーション」ということ

2) 1年間などの比較的長い時間でベスト体重,目標体重を維持することが難しいこと

 

を書きました.

今回は,体重変動がなぜ起こってしまうのかを簡単に書いていきます.

 

 

【ポイント】
『エネルギー出納における体重の増減をわかっておく』
『期分け時のエネルギー消費量の推移をわかっておく』

 

 

1年を通して体重を維持することは大変難しいことです.
おそらく,トップアスリートの中にも体重管理に苦労している選手はたくさんいると思います.
(逆に,管理が簡単な選手もいるかもしれません)

 

<なぜ,体重の増減が起こるのか?>
体重の増減の考え方は,すごく簡単で

 

体重増加: エネルギー摂取量 > エネルギー消費量
体重減少: エネルギー摂取量 < エネルギー消費量

 

という,式で表されます.

つまり,「動く量よりも食べる量が多ければ体重は増加する」し,「動く量よりも食べる量が少なければ体重は減少する」ということです.(下図: イメージ)

 

スライド2

 

逆に言うと,身体活動を行うために必要なエネルギーが足りているかどうかは,「体重を測定することで予測が可能」であるということになります.
(食事をとっているのに体重が減っているということは,必要なエネルギーが不足しているということ)

 

さて,期分け時の各期のエネルギー消費量 (身体活動量) は,

 

トレーニング期 ≧ 試合期 > オフ期

 

の順に多いと考えられます.

 

各期の身体活動の質と (推定される) エネルギー消費量をまとめてみました.
(競技や指導者の方針などによって異なります)

 

スライド3

 

この表と先述した体重の増減を合わせて考えると,各期の身体活動量に合わせたエネルギー摂取量でないと体重の増減が発生するとを容易に想像できます.

 

特に,「オフ期に体重が増えやすい」などある場合には,トレーニング期,試合期のエネルギー摂取量のままオフ期を過ごしている可能性が高いです.

 

大切なことは,身体活動量は日々変化しており,それに合わせてエネルギー摂取量 (食事量) を調整する必要があるということです.

その調整を,「毎日の体重測定」で行うことが重要なのです.

 

 

次回に続く...

 

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生活科学科栄養士課程
佐々木将太